『落ち込みにどう対応するの?』     セトちゃん便り♪より

毎日の生活の中で色んな物事に遭遇し、その中で落ち込んでしまうことはあるかと思います。何かに遭遇しなくても、自分の中で色んな考えを持ち出して落ち込んでしまう時もありますね。

そもそもこの「落ち込み」というのはどういうものでしょうか?状態を説明するならば、バイブレーションが急降下していく状態です。どんどんエネルギーが密度を増して、霧のようにふわふわだったものが、だんだんと濃くなり、重たくなり、粘着質を帯びてくるような感じでしょうか。

感情フロアの話に例えるならば、4、5階部分からエレベーターで1、2階の部分へと降りてくるようなものです。下がるほどに嫌な氣分が増して、最後には「もう何もできない。やれない。やる氣がない。無理」というような無力感のフロアまでまっしぐら。

このようにエネルギーが動いていく、感情がそのように動いていくためには、それをまず方向づけした考えがないとそうなりません。エネルギーがそこに向かうように仕向けた考えがあるということです。

時によっては一瞬にしてそれが起こるので、何を考えていたかにも氣がつかないかもしれませんね。氣がついたらまた落ち込んでグルグルしていたというように。

(豆情報:私達のチャネリングに参加するとボーナスがあります(笑)それは、早い振動と言葉のスピードを体験していくと、自分の中で展開する自分自身の思考をはっきりと捉えるのが簡単になっていきます。高速道路を時速100キロで走っていると、普段よりは倍近く早いのに慣れてきますね。
そのスピードになれるのです。あなた方の思考は言ってみればいつも100キロ位でまわっている。それを観察するのはとっても困難ですが、そのスピードよりも早い状態になれると、より明確に理解することが容易になるのです。私達は波動的にはあなた方の普段の波動よりも数倍早い振動を持っています。本当は数百倍ですが・笑。かなり落としていますけども、それでもこの3次元からすれば早い振動数です。
ですので、私達の波動に慣れてくるというのは、それだけ早いスピードに追いつけるし、今までの物事がゆっくりと展開しているように感じることができるのです)

このエネルギーのベクトルを下へしたへと向けた考えは、下に下降するときに感情を生み出し続けているので更にパワーアップしていきます。もっと下に向かうようになっていく。ある程度それが続くと、もう止められない程に確固たる下降エネルギーとしてあなたをひっぱっていきます。

思考、感情にある程度は意識を向けてきた人たちは、「あっ、自分は今ネガティブになっている」ということには氣がつきますが、確固たる下降エネルギーの状態になったあとに氣がついた時には、もうどうしようもないような感覚になって、プチパニックになります。「わぁ・・どうしたらいいんだよ。ネガティブあっちいけ。どうしたらいいんだっけ・・・、ああ、もうまたこんなだよ・・・・ああ・・・どうしよう・・・あああ・・・・」というような感じです。

そういう時はいい方法があります。どん底までいっきにいっちゃってください。(笑)
それが実は一番早い方法です。どん底の最悪な考えまで行ってしまう・・・という選択を例えばするとします。

何が起こるかと言えば、まず抵抗をやめてそれに従って下がることを選択したので、エネルギーの方向がひとつになります。「とことんネガティブ味わってやれ」というような感じですけども、これはネガティブに抵抗しているのではなく、ネガティブを受け入れている状態ですから、摩擦がなくなります。

不思議な事にネガティブな自分を受け入れると、そしてそうなってしまう自分にストップをかけるのではなく、行くとこまで行ってやれというような感覚になると、ふっと密度の濃いかった粘着質のものがサラサラに変化していきます。なぜ???

密度の濃さ、粗さを感じるのは、結局のところ抵抗をしているからです。抵抗を感じるからこそ、それを強く感じるということです。嫌ったり、押しのけようとしたりすればするほど、それがありありと立ち向かってくるような感覚になるということです。

強い風が前から吹いてきて、それに一生懸命抵抗しているときは、踏ん張るし、ものすごく力がいるし、とっても大変な事になります。踏ん張れば踏ん張るほど、抵抗すればするほど大変に感じる。でも、風と同じ方向に向かっていくと風に乗ってさ~っと飛んで行くことができる。


「えええ???( °o° )でも、その方向は自分が望む方向じゃないんじゃないの?」と思うかもしれませんね。

ネガティブな方向に向いていて、そこへ向かっていくのは更にネガティブになるのではないかということでしょうが。結局、ネガティブな状態とは、抵抗していることなのです。そうですね、ネガティブ=抵抗と言ってもよいと思います。そのあるがままの状態に抵抗している状態がネガティブな力と呼ぶ事ができるかと思います。

一端抵抗することをやめて、それに乗っかるという選択をしたこと自体が、ネガティブな状態に更なるエネルギーを注ぐのではなく、解放する、或いは許容するということになるので、ネガティブパワーが急激に減少するのです。

これはネガティブに寄り添う練習をきちんとしていれば難しくありません。
怖がるから抵抗するのですから。怖がっていないときには、それに乗っかてやれ~と思うのは簡単です。


さて、これは「落ち込む」という状態がどういう状態で、どのように対処できるかというサンプルの話をしました。

そして、始めの方に話を戻しますけども、何かがあって自分の意識の方向をネガティブに向けていくためには、そういう「考え・思考」があるからと言いました。

誰かの言った言葉で落ち込んだとしたら、その言葉をどのように受け取る選択をしたのかを決めた結果落ち込みを経験しているということ。

例えば、あなたが眼科に行って目の検査をしたとします。お医者さんは結果報告として
「ああ、あなたの左目は右目に比べて乱視が入っていてあまりよくみえていませんね」と言ったとします。

これは、単純な検査結果であり、それ以上でも以下でもありません。

でも、人によっては様々な捉え方をします。

Aさん「ああ・・・がっかり、やっぱり左の方が相当悪いんだ。乱視って治るんだろうか。もう年だし、このまま悪くなっていくんだろうな・・・。眼鏡とかも買い換えないといけないんだろうか・・・また出費がかさむな・・・あ~あ~・・・」

Bさん「ははっ、やっぱりね~。だって全然左目が霞んでると思ったもん。先生!これってどうやったら良くなりますか? よくなる方法教えてくれますか? 手術とかでもよくなるもんですか?自力で直す方法ありますか?」

Cさん、「なるほどね。そういう結果か。でも、それは結果だもんね。過去の話。もっと体をいたわって目にありがとう言って、目によいモノ食べて、大事にしましょうってことだよね。パソコンとかで散々酷使しているもんね。ごめんね。もっと目のことも大事にしよっと」

Dさん、「そうか・・・。自分のせいだよねこれも。もっと大事にすればよかったな。なんでこんな風になるまで氣がついてあげられなかったんだろう。なんでこんなこと繰り返すんだろう。どういう所が悪いから、こんな状態になるんだろう。一体私の何がいけないんだろうか」


他にもたくさんバリエーションはあるでしょうけども。どれが正解とか不正解ではありませんよ。ただ、同じ事でも捉え方によって、どのようにエネルギーが動くのか、つまり、それを考えているときにどのような感情を自分から引き出しているのか・・・その違いを感じて欲しいと思います。

Aさんは、その時たまたまとっても消極的な場所にいたのかもしれませんし、日常的に心配性なのかもしれませんけども、そういう捉え方をしたので、どんどん氣持ちも落ち込みます。そういう考え方をしたので落ち込んだわけです。

Bさん、Cさんは前向きです。Bさんは何とか外的な作用で治そうとしているし、Cさんは自分の考え方を変える事で改善するということを知っているという違いはあります。

Dさんは、自分の責任でこうなっているということは分かっているけども、それが自分を責めるということに転じてしまっています。ダメな私にフォーカスをし、それで結局落ち込むのです。

これは心理テストではありませんよ(笑)さぁ、あなたはどれに当てはまりますか?という質問ではありません。

これらのABCD、あなたはどれにでも当てはまるのです!!あなたが何を信じているのか、その時どういう意識の場所にいるのかなどによって、AさんやCさんなどになり得るのです。そして、最も重要なポイントは、このABCDのどの人になりたいのかという選択があなた方にはいつもいつもあるということです。

Aさんのように考え始めた時に・・・あっ、ちょっと待って、もっと自分がいい氣分になるような考え方ってないっけ?とすることができるということです。
おとだまではよく、HSだったら、ガイドさんだったらどんな風にこれを見るだろうかと考えてみるという事を提案してきました。

もっと身近に考えて、自分の中でとってもポジティブだなと思う人のこと思い出してください。その人だったら、この状況でどう考えるだろうかと想像することもできます。

常に選択なのです。下降するように考えるのか、上昇するように考えるのか。

「そりゃ上昇するように考えたいさ。でもね、考えても心が追いつかないから、結局落ち込んでいくんだよ」

と言うかもしれませんね。今、言いましたか?(笑)

それは、あなたが自分の感情を無視して考え方を180度変えようとしているからです。
あなたが思考を変えるのは、その感情を上向きにしたいからであって、いきなり真逆の考えをしたからといってすぐに感情が追いつくわけではないからです。

ものすごく落ち込んでいる時に、「笑ったらいいよ」なんてアドバイスをもらっても腹が立つだけでしょう? なんで笑わないの? 笑ったら楽しいよなんて言ってくる人には蹴りのひとつでも入れたくなります。

だから、自分に寄り添うのです。その感情に、それを感じている自分に。
そうだねと聞いてあげる。感情のフロアをひとつずつ上がっていけるように考え方をちょっとずつプラスの方向に変えていく。これはネガティブがポジティブになっていくのではなく、感じる自分が上がって行くので、感じる感情が変わっていくということをしめします。この辺はまた説明しますけども。


Aさんである私から、いきなりCさんのようになりたいとしても無理があります。
だから、

「そうね。そうなったら嫌だよね。分かるよ。」とすると、少しだけほんの少しだけ密度が軽くなる。わかってもらえたということで楽になる。感情がドロドロの場所から少しドロッ位に変わるわけです。フロアが上がる。

「大体さ、医者だってもうちょっと何か良い言い方すればいいのに。もっと希望が持てるようなさ。でも、まぁうかつな事は言えないんだろうな。色々立場的にあるんだろうし。
よく考えたら、一生目がこのままですよなんて一言もいってないし、治らないとも言ってないよね。」ここでまた感情がより上の方へと移動していきます。

「もしかしたら、治る可能性だってあるかもしれないし、なんかの手術とかでよくなることだってあるのかもしれないし」ここで、全くのネガティブ感情ではなく、希望が持てる期待感に少し変わってくる。

「そうか、なんだかんだで良くなっている人もいるしね。今はいい眼鏡だってあるし。
できれば使いたくない・・・なんか方法あるかもな」
前向きな氣持ちになっていく。

「そういえば、見つめるものは拡大するって教わったっけ・・・。ありがとうが足りてないから色んな事がうまくいかなくなるって教わったっけ・・・」

ここでまた少し落ち込む(笑)リアルでしょ?

「ありがとうか・・・・言ってないな・・・。あの時は一生懸命にやってたな。それでたくさんのいいことに氣がついたし、良い事もたくさん起こったし、体調だって凄く良くなったもんな・・・」

その時の喜び、嬉しさなどを少し感じている状態。「もう一回言ってみようかな。目に対してなんか言った事なかったかも。そうだよね。こんだけ使っているのに。こんなにお世話になっているのに。目があるから色んな事を楽しめてるんだもんね。目がなかったら・・・。わぁ・・・本当に・・・あああ・・・こんなに有難いなんて思ってもみなかった。 ありがとう、私の目。本当にありがとう。
そうか、これがきっとメッセージだ。見えづらくなった目からのメッセージだ。もっと大事にしてっていうメッセージだったんだ!!  わかったよ。ありがとう。本当にありがとう」

最上階フロア、感謝で溢れてございま~す!


感情フロアの旅をしたわけですね。その旅の方向を決めるのは思考です。

そして、結局の所何を望んでいるのかということを明確に持っていないとわかりませんね。
この場合は、「目が不自由な状態にいる私が、良い氣分でいられる」ということになるかもしれません。そして、もちろん「視力がよくなる」ということもあるでしょう。

それに沿った思考、それも感情を上に向けていく思考です。

早く急激に変わりたいと思ってしまうのでは、ネガティブな状態や感情に恐れているからにほかなりません。あなたがもっと自分の感情のすべてを受け入れる事ができると、このプロセスはとっても簡単であり、自分の意志で方向転換をすることができるという自信にもなります。

Uターンを急激にしたら、色んなものが振り回されてぐちゃぐちゃになりますね(笑)
そんなターンをする必要がない。

でも、あなたがマイナスに恐れるからUターンをしたくなるのです。急ブレーキに急Uターンです。そこから一目散に逃げたいということからそうなります。
自分の中にある色んな考え、感情、イメージに恐れてはいけませんよ。

恐れというのは抵抗です。ネガティブが抵抗であるということ。

何に抵抗しているの? 望む事に抵抗しているのです。
そして、究極的には自分の可能性に抵抗しているし、その愛に抵抗しているのです。

だってそうだと思いませんか?

あなたがネガティブな状態を恐れているということは、愛を拒否しているということです。
その自分自身に対して愛を向ける事を拒否していることにほかなりません。

愛は「許し・感謝」です。それがそのままであることを良しとしている状態。
それがそのままであることに感謝を感じている状態です。

あなた方のネガティブはあってよいものです。そしてただただ認められたいと思っている。
ただそのまま、ありのままであることを受け入れて欲しいだけです。
それぞれに役割があり、それぞれプラスの役割も持っているのです。(設問に出している)

あなたは何を望んでいますか? 今、この瞬間、この瞬間、あなたはどうなりたいのでしょう?いくらでも選択があるのです。あなたは何を選択しますか?
そこに向かうために必要なのはなんでしょう?

今までは努力だとか、ガンバリだとか、克服すること、勝利すること、正当化すること、嘘でも突き通す事などだったかもしれません。

でも、実際、あなたが自分の向かいたい方向に向かうためにすることは、抵抗をやめることです。抵抗することをやめることです。

本当に言葉には限りがあります。抵抗するのをやめるということは、望まない状態を嫌わないということ、望む方向にどんどん向いていくということ、意図的に意識を持って。
追い風がいつも吹いていると想像してみてください。
あなたの幸せに向かって吹いている風です。それに乗っかるのか、抵抗するのか。
あなたにはいつもいつもチョイスがあるのです。


                               BY セトゥーラス

           *このテキストを無断でコピー、転写し使用することを禁じます。著作:おとだま元氣塾 クオン