『執着と失望感(がっかり感)』                セトちゃん便り♪より

 あなた方が何かを望み、そしてそれを受け取りたいのに、なかなか受け取れない時、
自尊心の低さ(無価値感)がその原因の大半を占めています。

自分には値しない、今の自分では不十分なので受け取るにふさわしくない・・・などですね。

表面的には「受け取ります!」と言い、そんな氣持ちにもなれる時はあるでしょうけども、
根底にある考え方が変わっていないとなかなか物事は目に見えて変化しません。
それは、あなたの出しているメインのバイブレーションが変わっていないからであり、
継続的に発信され、もっとも確実に表現されている部分がその昔からのものだからです。
少しずつ変わってきているのを実感している人も少なくないと思いますよ。

でも、今ひとつ壁を越えられない。何か同じところを上がったり下がったりしているような感じがしているかもしれません。
要は「それに値しない」という事なのですが、言葉で理解しても実はあなた方はこれを実感してないのです。
なので、今日は少し、この「値しない」という感覚についてお話したいと思います。
これが分かって、本当に自分の中のこの感情に寄り添う事ができたら、あなたの中の根底にある「がっかり感=値しない」のウエイトが全く変わったものになるでしょう。

今、述べたように、この「値しない」という考えには、「がっかり」という感情がくっついています。その他にも、「喪失感」とか、「無力感」などもくっついているかもしれません。

あなたがもし大恋愛をして、結果破局したなどを味わった事があるとその喪失感などはわかるでしょう。また、自分の身内を不慮の事故で失ったとか、或いは積み上げてきたものが壊されたとか、どうしようもない理由で、愛する人と離れる事になったとか・・・・。

当たり前と言えば、当たり前なのですが、このような感情を再び感じる事はとっても嫌な事であり、ほとんどの人はちゃんとこの感情を処理しないで、心の奥底に封印している場合があります。

ですから、無意識にそこに触れないようにする傾向があります。つまり、「私は変わりたいけども、そこをなんとか避けて変わりたい」と思うのです。ある程度満たされてくるとそれ以上を望まなかったり、大きな望みを抱くと同時にそれに対して意欲が失速したりします。

それは、潜在的に持っているその「喪失感や無価値感やがっかり感」を味わいたくないからです。
何かを得て、大きく失うということを恐れているのです。これは、タイトルにあるもう一つの事「執着」ということにつながっていきます。

なぜ人は執着するのかというと、「それしかない」と思い込むからに他なりません。次がやってくるとか、他にチョイスがあるとか、もっとたくさんあるという事が信じられないために、そこに執着するのです。
これは、まったくもって「不足」を信じて、とっても狭い視野を持っているからだし、同時にさっきいったように、「がっかりしたくない」という事から起こる氣持ちです。

あなた方にはもうわかると思いますが、この「執着とがっかり感などに対する恐怖」は、物事を停滞させるエネルギーです。あなたをフリーズさせるような働きをしています。何かに縛り付ける作用ですね。執着は、その所有していると思っているモノや人に自分を縛ります。がっかり感などに対する恐怖ということは、それを感じたくないので、現状維持という事で、望まないし、満足もしてないけども今のほうがいいやとその満足しない状態に縛るわけです。どちらにせよ、自由に動けない状態を作り出します。

私たちは、あなた方に『感情に寄り添う』ということを以前ずっとお伝えしてきましたね。前よりは上手になったかもしれませんが、ほとんどの人は「表面的にあしらうのが上手」になったというのが正直なところかもしれません。
どうしても、避けてしまいたい感情があって、そこに対峙することをとっても怖がっているように見受けられるのです。これは、別に責めているのではありません。そこに氣がついて、自分の中に触れてほしいのです。

その原因などをわざわざ探る必要はありません。でも、その感情が今現在のあなたの中にあるものなので、それを感じて欲しいのです。しっかりその感情を受け止めて欲しいと思います。

もっと違う説明の仕方をすると・・・例えば、あなた方は色々と願望を持っています。私達もいつも「望む事を明確にしてください」といいます。そして、色々と考えて、書き出したり、空想したりしてきたことだと思います。

私達は、いつもバイブレーションを感じて色んなお話をしています。
あなた方の表層意識では分からない事も、私達には伝わって来るので、どのような事を伝えるべきかの判断材料にしているわけです。というか、あなた方の波動に応えているのです。だから、あなた方の質問の直接の答えではないように聞こる時もあるかもしれないし、ふとした時にお伝えするアドバイスに、は???となってしまうこともあるかもしれません。

私達はあなた方のプラスもマイナスも感じ取って、お話をしているということなんです。なので、あえてお伝えしますけども・・・。あなた方は、望みを叶えたいので色々と質問をし、そして、それを邪魔しているような考えや価値観を探って、それをどのようにしたらいいかと聞いてきますね。それは、そうですね。当然のなりゆきだと思いますよ。

っと、私達はあらためて氣がついた事があります。それは、あなた方は実は自分の持っている根深い恐怖について氣がついてないのだ、ということです。そのような事について質問はされているけども、実はもっと深い恐怖があるのだということに氣がついてないのだ・・・と改めて思ったのでした。

私達は先ほども言ったように、あなた方のバイブレーションを感じています。マイナスもプラスもです。あなた方の恐怖がわかると同時に、可能性もわかります。あなた方がそのマイナスについて語る時、私たちは自動的にその深い恐怖のことを言っているのだと思っていました。なので、なぜこんなにも繰り返しているのに、いまひとつ共鳴しない、理解していないのだろうと不思議に思っていたのです(笑)

しかし、今日、ふとしたことから、クオンさんが絶望感や無力感などの感情が一時的に浮上することがありました。思い通りにならなかったらどうしよう・・・という事なのですが、それが今までにないくらいに強い感情として湧き上がりました。クオンさんは、感情と向き合うのは上手なほうですから、一瞬戸惑いましたが、10分もしたら、それと寄り添い、その性質をしっかり感じる事で、穏やかになっていきました。

その経験があったことで、改めてわかったのです。あなた方が氣がついているようで、氣がついていない「執着やがっかりしたくない氣持ち」がまだしっかりあるのだということです。そして、言ってみれば、それは、あなた方が一番「寄り添いたくない感情」だということです。

なので、更に、わかりやすくあなた方の今の状態を説明するとこんな感じです。

よく鎖につながれた象の話をするかと思います。小さい頃に鎖に繋がれ行動範囲を制限された象は、鎖を切ってもその行動範囲内しか動けない、という話ですね。鎖は思い込みであり、植えつけられ受け入れてきた価値観です。

色んなヒーリングワークをしてきましたから、外れたものもありますね。でも、根っこの部分はつながったままで、その鎖が伸びたという感じで、切れたということではなく、また自由になったと実感しているわけでもない・・・・という感じでしょうか。

なので、以前のオープニングゲート、次回のお金ワークの時もやりますが、その次のオープニングゲート2で、その部分を徹底的に明るみにしたいと思います。

あなた方が多くを望まないのは、「叶わない時のがっかりを感じたくない」「もう失望したくない」というようなものが強くあることを改めて指摘しておきたいのです。

「なぜ望まないのですか?」「なぜ望む方向に行かないのですか?」「なぜ望む事を優先しないのですか?」

みんな私達に言われてきた事ですね。何度も、何度も。その答えをきちんと出したでしょうか? ん・・・・ほとんどの人はその恐怖を見ていないように思いますよ。

つまり、「だって、望みが大きく、多い時、それが叶わないと悲しいじゃない」というような事です。「だって、いつも叶わないじゃない」ということです。「だって、無理だよ。どうせ、無理に決まってる」そういう考えや感情です。


先にも言ったように、これを取り除くのではありません。これと寄り添うのです。(寄り添うをよくわかってない人もいるようですので、セミナーでちゃんとやりたいと思います。ークオンー)嫌わず、一緒にいるのです。変えようとせず、ただ一緒にいる。マイナスをマイナスと見ない自分がいるから、マイナスの作用がなくなっていくのです。
それができると、そういう感情に振り回されなくなります。

あなた方は、「望まない事にとどまっていても望む事にはつながらない」し、「望む事に執着しても、その重さから引き寄せられない」のです。

軽く、ふっと望んだ事が叶った事がどれほど多いか考えてみてください。強く念じる事がダメだということではありませんよ。内容によりますね。ワクワクでそれを思っているか、そうならないと困るという感じでは波動がまるで違います。

これらをまとめると、要は、あなた方はもっと自分自身にも新しい可能性にももっとマインドとハートを開いていく必要があるということになります。

あなたのハートが開かれる時には、溜め込んだマイナスな物事も出てくるでしょう。でも、それは開いた証拠でもあるのです。上手に自分のいわゆる「マイナス」と付き合えるようになると、あなたは益々パワフルになります。


ガイドとの会話を今積極的にやっている人たちもいるかと思います。大いにやってください。そして、ガイドと一緒になって、自分の中を旅することをやってほしいと思います。恐れずに、その恐れを見てください。それもあなたなのですから。

ガイドは、あなたがより自分を受け入れて、統合されることを望んでいます。人格の部分に光があたり、魂としての自分を受け入れていく事をガイドしています。

それは、あなたがあなた本来の素晴らしい光を放射する事であり、この人生でどんどん嬉しく楽しく創造をすることです。「ああ、生きてて良かった!」と思う瞬間をたくさんたくさん増やす事につながるでしょう。

セミナーなどでよくいいますが、あなたの魂にとって、あなたがこの人生で体験していることはなにひとつ無駄になっていないのだ・・・ということです。

だからといって、まぁまぁな今で妥協しないでください。あなたは天とつながり、ガイドとつながり、本来の自分を表現する事の喜びをまだまだ実感してないのです。それは、何にも変えられない充足感と喜びを伴います。
それこそ、「あああ、生きてて良かった!」ということです。実は、それは何も物質的な事を必要としないのです。クオンさんは、私達とつながり、セミナーをしたり、作曲や作詞をするときなどに、この感覚を味わっています。そのつながりはいくらお金出しても買えるものではないのです。

ハートを開き、自分を受け入れていくとだんだんとそれが増え、より拡大していくのです。

やりたいことをやりましょう。

そして、自分を知ってください。マイナスもプラスも。
それは、あなたの力です。それが、あなたの個性となり、あなたの輝きとなるのです。

ではまた。 

                               by  セトゥーラス


           *このテキストを無断でコピー、転写し使用することを禁じます。著作:おとだま元氣塾 クオン