『すべては波動。すべては選択。』             セトちゃん便り♪より

あなたが落ち込んで自己否定に浸る時、あなたは「自己否定ができるチャンネル」に合わせています。つまり、そういう低いバイブレーションの領域にフォーカスしている、ということです。

考えてみましょう。あなたは、そうやって浮き沈みのような事を繰り返しています。時には地獄の底に居るような氣分になって、断末魔の叫びをあげているかもしれませんが、ふと時が経つと、まるで世界を包み込めるほどの大きな大きな慈愛の羽を持った天使のような自分を感じ、「すべてを愛します!」と言ったりする。すべて「私」ですね。あなたが感じている事であるし、その瞬間は現実としてあるのです。それは、言ってみれば、「あなたの意識の幅」を示しています。違う表現でいうと、それだけ「たくさんのチャンネルを持っている」という事になります。

あなたの住んでいるそちらの世界は、非常にユニークであり、とっても表現が豊かであり、バラエティーに富んでいます。ある見方をすると、あなた方がチョイスできる波動の種類は、大図書館にある書物の数以上にあって、あなたのフォーカスによって、何をチョイスするのか決められる場所に居るのです。

この地球の変革の時期に生まれてきたあなたは、急速な内面や外界の変化に、ちょっと追いついていけないと思っているかもしれません。もしかしたら、それすらも感じないほど自分を見失ってしまい、何かに取り憑かれるように仕事をしたりしているかもしれません。

そして、中には自分と向き合い、今まで長いあいだ封印し続けてきた「苦手な自分」を発見し抱きしめ、癒していくというヒーリングを体験している人もいるかもしれません。

あなたがどういう状態であれ、あなたは、あなたの選択したチャンネルによって、それ相応の現実というものを体験します。それは、先ほど言ったように、図書館にある本のようなもので、何かを手に取って読み始めるとその本の中に引き込まれて、それがあたかも現実であるかのように錯覚をするのです。

あなた方が自分の本質(魂)という事を忘れてしまうので、混乱がおきます。自分が下がると悪い人。上がっている時はイケてる私。もっと極端に言えば、下がっている時は、無価値は私。上がっている時は、素晴らしい私。

でも、これは、感情的な話であり、あなた方の本質とはなんの関係もないことです。あなたはその時手にとっている本の話の中に存在しているだけであり、あなたが「いい」とか「悪い」と自分を判断しているのは、幻想に基づいたものです。

そうですね。何度、それが幻想であったなら・・・・と願ったか知っていますよ(笑)それほどに辛く、厳しく、やっかいで、面倒で、苦しくて・・・・自分の事なのに、抵抗するからこそ悲劇のドラマを体験します。
そういうチャンネルなのです。そういう本を見ているのです。

極端であることは承知で、私たちからの真実をお伝えします。

あなた方は何も間違っていないのです。いいでしょうか?本当にここはシンプルですが、最重要ポイントです。
あなた方の何も間違っているわけではないのです。

だから、自分癒しと称して、粗探しをしないでください。悪い自分を発掘しようとしないでください。それは、そういう物語の中の幻想であり、事実ではないのです。

事実は、『あなた方がどれほど素晴らしい存在であるかを再発見する』事なのです。どの本をとったとしても、その本の巻末には、かならず覚書が載っていて、こう書いてあります。(ほとんどの人は、この部分を読みませんけどもね(笑))

「あなたは、この物語の中でいろんな心の旅をしました。これでまた成長し、また新しい自分の側面と出会えたでしょう。素晴らしいあなたは、更なる輝きと創造をするために、この本を手にとり、味わったのです。あなたは、この本を読む前より、拡大し、自分の可能性を開くきっかけを手に入れました。さぁ、あなたの旅は終わってません。今度は、あなたがあなたのために、必要な本を選んでいいのです。」・・・と。

再度いいますが、

あなた方に必要なのは、悪い自分、低い自分を取り除く事ではありません。あなた方に必要なのは、そういう扱いの難しい自分を包み込める愛を思い出す事です。そう、思い出す事。

何度もクオンさんも書いていますけども、変化を起こしたい時、癒しを必要とするとき、そこに必ず必要なのは、『愛』なのです。愛がない場所からやってもうまくいかない。なぜなら、その問題としている部分は、もっとも愛を求めている部分だからです。そこに向ける十分な愛があるからこそ、あなたは何も排除することなく、進んで行けるのです。あなた自信が排除するのではなく、愛がそれを決めるのです。愛のある場所にいると決めて、そうするとき、そこにいられないものは、退くしかないのです。それは、あなたが決める事ではなく、愛によって決められる事なのです。

ですから、あなた方にとって学ぶ必要があるのは、「その問題をどう解決するか」ではなく、「どう愛を思い出すか」であり、「どう愛の中に居続けるか」なのです。


今月(2018年11月)は、「内省の月」だとお伝えしましたね。自分を省みるという事。この「省みる」という字は、反省の省の字と同じであるために、何か反省すべきところを見つけるような感じがするかもしれません。でも、改めて私たちは、この内省というのは、「内観」と言いたいのです。自分のうちをちゃんと見つめるという事です。この観という字は、観音様の観であり、見るという他に「知る」という意味があります。わかるという事です。

自分の内を分かるという事ですね。自分の中がどうなっているのかをちゃんと知る事です。粗探しではない。愛を向ける作業です。自分にはもう十分すぎるほどの愛があるのだと氣がつく作業です。そして、それは、愛しても愛しても無くならないのです。本当かどうかやってみてください。

あなたが愛すれば愛するだけ、あなたは枯渇するのかどうかやってみてください。それが本当に愛だとすれば、それはめぐり続けるのです。更に豊かに。更に大きく。ダイナミックに巡るものだと分かるでしょう。

そして、これは愛と呼んでいますけども、創造性とも言い換える事ができるし、豊かさだと言ってもいい。幸運だと言ってもいい。

あなた方はもう既にこういう事を深い場所では知っています。実は、その本を持っているのです。ずっとずっと持ち続けているのです。

でも、時々しかページを開かないのです。開いてください。
その中に入るのです。あなたの魂の歴史と、その素晴らしさが語られているページ、終わる事のない物語・・・・

あなたがフォーカスするべきは、そこであり、いつでもそこに帰ってきて、
じっくりと読む事ができるんだと知る事です。

その本は、あなたの本質が持っている波動の本です。あなたを思い出させてくれる本です。その本を手にとる事は、そこにチャンネルを合わせる事。そして、その中に入っていくと、あなたはあなたを思い出します。
あなたとは何でしょうか?

本質のあなた・・・・、それは、すべてを愛する事しか知らないあなたなのです。

内観してください。そして、その本を手にとり、ページを開き、あなたという存在の
偉大さ、素晴らしさ・・・味わうのです。ちゃんとじっくりと浸るのです。


セミナー前のプロローグとしてお伝えしておきますよ。


                                     by セトゥーラス


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