『愛を知らないあなたへ』　　　　　　　　　　　　　セトちゃん便り♪より。

少し変わった形でお便りをしたいと思います。

楽にして、数回深呼吸をし、静かにします。
自分の深い部分にある私・・・・インチャ（インナーチャイルド：内なる子供）と繋がっている、内なる私、魂とのちょうど境界線にたっているような・・・そんな場所にいる私。
子供のようで、でも、知恵を湛えている、純粋で、すべてにオープンな私。

今から、私達は、そこに立っているあなたに向かってお話をします。どうか、ゆっくりと雰囲気を味わいながら、ゆっくりと言葉を噛み砕くように読んでほしいと思います。

・・・愛を知らないあなたへ。

随分と長い間、あなたは愛に背を向けてきました。ずっとずっと暗闇の中にいて、垣間見たと思う光も、ふと一息ついた時には、見失ってしまって、また暗闇の中を彷徨ってしまう。

もう真っ暗ではない道。確かに、あの山の向こうには、しらじらと紫に空が染まっていくのを見ていて、「予感」もある。でも、足元はまだ暗い。少し・・・不安で、少し・・・辛くて・・・、
少し・・・疑っていて、今まで来た道を振り返っても、一体どれだけ、どんな道をたどってきたのか、 或いは、これでよかったのか・・・はっきりと答えがないまま、ここにいる。

何度も感じてきた感動や広がりや光明も、ふとした瞬間に、まるで夢でもみていたのかと思うほどに不確かに思えたり・・・・。その度に、あなたは問うのです。「私は誰で、どこからやってきて、何をするためにここにいるのだろうか？」と。

あなたはたくさんの荷物を抱えて、ここまでやってきました。生まれてから、ずっと・・・。たくさんのものを拾い、たくさん捨て去り、そして、またたくさんを拾い・・・ここにいるのです。

そうしないと不安だからですね。わかっていますよ。あなたが、どうしてそんなものをずっと抱えているのか、私たちにはわかります。それが必要だと思っている事も知っています。それがないと、
「あなた」を失ってしまうと思っている事も知っています。
そうすること以外に、その隙間を埋めるものが無いと思っている事もわかっています。
それを取り上げる事は、今まで自分を支えてきた杖を外すような事。ずっとつけてきたメガネを外すような事。不都合だとしても、自分を支えて安定させてきた補助輪のようなものを、外してしまうような事。だから、不安なのです。だから、いつまでも、そこにあるものを手放さないようにして、不安を感じないようにしていたいのです。

愛を知らないあなたへ。

私たちの話を是非、聞いてほしいのです。なぜなら、あなたはもう準備が出来ているからです。
手放し、受け入れる準備が。

そして、あなたの内なる声を、あなた以上にわかっている存在があるということを知ってほしいのです。あなたの生まれる前からあなたの事を知っている存在があるということを。あなたのすべてをいつも見守っている存在があるということを。そして、私たちは、あなたがこの宇宙の壮大な愛の中に存在しているとわかっているのです。
いつも、いつも、いつも、いつも。
あなたの魂はもちろんそれを知っています。

愛を知らないあなたへ。

あなたは今、あなたの魂とエゴの狭間にあるゲートの前に立っているのです。

ゲートの向こう側からは、いつも燦々と光が降り注いでおり、それは、あなたの魂の輝きです。
まるで永遠の太陽・・・。

それを背に、あなたは立っている。あなたのエゴは、その光に背をむけて、しっかりとあなた自身の「影」を見つめているのです。

・・・愛を知らないあなたへ。
私たちは、あなたがその抱えている荷物を全部放り出す事を待っています。苦しみを放棄し、あなたがあなたの影に怯えるのをやめると宣言する事を待っています。あなたがその両手に抱えているもの・・・・それを手放し、両手を広げて、太陽の光があなたのすべてを圧倒するように包み込めるように、スペースを作るのです。

愛を知らないあなた・・・・愛を恐れているあなた・・・。
愛を疑ってきたあなた・・・。愛に裏切られたと思っているあなた・・・。
愛が何かわからないまま、愛を求め続けているあなた・・・。
でも、それはすべてあなた自身が生み出した幻想であり、影にすぎないのです。あなたがその光に背を向けるのをやめて、光に真っ向から対面し、受け入れる時、その誤解は、すべて消えていくでしょう。

山の向こうから上がってくるうっすらとした朝日は、もうじき顔を出すのです。
そのとき、あなたはすべてを捨ててでも、その光を見つめていてほしいと思うのです。
なぜなら、そこにすべての答えがあり、あなたの探し求めていたすべてがあるからです。

愛を知らないあなたは、愛を持っているあなたなのです。
そう、愛を持っている自分に氣がつかないから、愛がわからないと言い続けているのです。
あなたが愛なのです！それを思い出す時が来ました。

私たちはあなたのそばにいつも寄り添って、その瞬間が来るのを心待ちにしているのです。でも、あなた自身がその抱えているものを手放し、光のある方へ振り返らないといけません。それは、私たちや神様の仕事ではなく、あなたのチョイスなのです。あなたの、あなただけができる、チョイスなのです。

愛を知らないあなたを、愛しているということを覚えておいてください。

愛があなたを満たしますように。
愛があなたを癒やし、解放しますように。
愛が真のやすらぎをあなたに与えますように。
愛があなたを輝かせ、愛があなたの明日を創造しますように。
愛がいつもあなたとその他をつなぎますように。
愛が愛である事に、あなたが氣がつきますように。
愛を知らないあなたが、愛を今、思い出しますように。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　BY　セトゥーラス

　　　　　　　　　　　　　　　　＊このテキストを無断でコピー、転写し使用することを禁じます。著作：おとだま元氣塾　クオン